4.写真整理のコツ

最近はスマホを含め、誰でもカメラを持っている時代になりました。卒団アルバムを作る時には保護者の皆様から、また、少年団の選手からもたくさんの写真が寄せられると思います。

この大量の写真から大切な卒団アルバムに載せる最適な写真を選ばなければなりません。このサイトではそんな卒団アルバムに使う写真の整理方法から選定の仕方までをご紹介いたします。

写真整理のポイント

保護者様にも選手にとっても大切な卒団アルバムなので、一人一人のベストショットを選んであげられるようにしたいですよね。そんな時は事前に写真を整理しておくとスムーズに作成に取りかかることができます。

私もカメラマンとしてお仕事をしていると趣味の写真も含め、膨大な枚数の写真整理に追われることがあります。そんな私の写真整理術をお教えします。

写真を撮ったらすぐにチェック

撮ったら撮りっぱなしになってしまいがちですが、その場でチェックして不要な写真は消去するようにしています。

「とりあえず撮っておこう」「あとで大きな画面で確認しよう」と思っていると、なかなか整理する時間が取れなかったり、そのままになってしまったりします。すると、いざ卒団アルバムを作ろうとした時に、まずその写真が必要か不要かの確認作業に時間がかかってしまいます。

ベストショットを残そうとしなくても大丈夫です。うまく撮れなかった失敗写真はあらかじめ消去しておきましょう。

イベントごとに分類、フォルダ名の統一

パソコンに写真データを取り込んだら、日付やイベントごとにフォルダを分けておきましょう。その時「20170801関東大会」といったように先頭に日付を入れておくと、名前順に並び替えた時、上から順に時系列になるのでオススメです。

それぞれのイベントごとにまとめておくと、全体の流れが把握でき、その日のどのタイミングの写真を選ぶか、偏ることなく選別していくことができます。

似たような写真の選別

同じ場面で何度かシャッターを切ることがあります。試合中の写真など、連写したりすることも多いと思います。よく見ると少しずつ違う・・・でも卒団アルバムに使用するのは1枚だけです。似たような写真は選別しておきましょう。

どんな写真を選んだらいいの？

たくさんの素敵な写真の中から、卒団アルバムに使う写真を選ぶのは時間もかかりますし、本当に大変な作業です。そんな時はこの3つのコツを意識して選ぶようにしましょう。

写真選びの3つのコツ

①印刷に適しているか

「印刷に適した画素数かどうか」を確認しましょう。画面で見てきれいでも、印刷が可能な写真とは言い切れません。写真をどのサイズで載せるかにもよります。一定の画像サイズのものを選ぶようにしましょう。

②ブレていないか

「ブレているものやピントのあっていないもの」は補正が難しく、卒団アルバムで写真を大きくした時にもぼんやりしてしまいます。明るさの調整はSPOBOOKのソフト上でも簡単に補正ができますので、少し暗めのお写真でも載せることができます。まずブレていないかどうか確認してください。

③顔の表情

「顔の表情」です。目をつむっているもの、帽子などで顔の表情が見えないものなどは調整が難しいので、たとえいい写真であっても避けた方がいいでしょう。特に集合写真では目つむり、下向きに注意してください。

また上記の３つは写真選びにおける大切な要素ではありますが、なによりアルバムは1枚の素敵な写真で構成されるのではなく、１００枚以上の写真で成り立つ1冊の物語だということも理解しておいて下さい。ですので完璧な写真ばかりを集めなくても大丈夫ですよ。

プロフィール編

ここまできたら各ページに必要な写真を、具体的に選んでいきます。まずはプロフィールから選びます。顔写真は顔がちゃんと写っているか、表情がよいかを確認します。全身写真は右からと左から、正面から撮ったものが満遍なく選別されていると、ページレイアウトがしやすくなります。同じような写真が偏らないようにすることを意識しましょう。

試合・大会編

写真を選ぶ時、このページが特に大変だったとおっしゃる保護者様が多いです。どういう割合で選ぶかを考えてみましょう。今まで作成いただいた卒団アルバムの試合ページを見てみると、以下のような内容になっています。

見開き20枚の掲載内容の内訳
①集合写真・・・2枚
②試合中の写真・・・12枚
③応援している所・・・2枚
④グラウンドなどの風景・・・2枚
⑤オフショット・・・2枚

試合開始、終了時に撮影した集合写真を入れるチームが多いですね。保護者様も一緒に写っているものがあればそれを選ぶのもいいでしょう。

②の試合中の写真は攻撃中、守備中で分けると満遍なく選ぶことができると思います。その試合で盛り上がった瞬間を切り取って載せましょう。

③と⑤に関しては、試合に出ている選手も、出ていない選手もクローズアップできる部分になります。

④は不要なように感じるかもしれませんが、風景というのはあとで見返した時にその時々の空気感や、懐かしい気持ちを呼び起こすことができます。

また、人物ばかりになりがちなアルバムの紙面の色バランスを整えてくれる存在でもあります。

写真選びは楽しい！

写真選びは大変なもの。ですが、写真を見ながら当時のことを思い返したり、それぞれの選手のことを思いながら選んでいくのは楽しいものです。写真担当者の保護者様は、ぜひこのサイトでお伝えしたことを意識して選んでみてください。

□事前の写真整理はしっかりと
□一人一人の表情に注目
□偏りのないように選びましょう

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