高校サッカー時代の苦い思い出
目下、高校サッカーの冬の全国大会が例年に漏れず、盛り上がりを見せています。
高校サッカー冬の選手権大会と言えばトーナメント方式であるため、
引き分けはなく、同点の場合PK合戦による勝敗を決めます。
PK合戦は先攻後攻に分かれ、
ペナルティーエリア内からキーパーが1人立つゴールに5人ずつ順に蹴り、
ゴールを多く奪った方が勝利します。5人蹴るまでに勝敗が決しない場合は、
サドンデス方式により両チーム1人ずつ、どちらかが、決めてどちらかがはずすまで続けていきます。
キーパーは通常一本でも止めれば、ヒーロー扱いとなりますが、
キッカーは決めて当然というプレッシャーのなかで蹴ることになります。
これがとてつもないプレッシャーとなります。
観戦する側にとっては緊張感がたまらないのだが、実際にPKを蹴る選手たちにのしかかる重圧は半端なものではないでしょう。
高校三年間のサッカーに費やしてきた生活、チームメイトの思い、試合に出れない選手の思い、
応援に駆けつける一般生徒、保護者、先生方、OB、
ファンなどの思いが全て自分の1回のキックに乗しかかってきます。
全国大会の舞台ともなれば、そのプレッシャーは計り知れません。
今年度も今のところ、44試合中10試合がPK戦合戦にて勝敗を決定しています。
その度に悔し涙を流すものと喜びを爆発させるものがいます。勝負の世界です。
実は私もPKには苦い経験があります。
冬の選手権大会の大阪府予選。私は主将として、試合中のペナルティキックを任され、
見事に外してしまったのです。
その後奪われた得点により、相手が勢い好き、試合に負けてしまいました。未だに苦い思い出です。
しかし、PK蹴って残念ながらはずしてしまった選手には、
ぜひ自分を責めずに胸をはって欲しいと思います。
PKばかりは運によるところが大きいです。
自分以外の選手が蹴ってはずしていた可能性だってあります。
あの元イタリア代表のロベルト・バッジオですらPK戦をはずすことがあるのです。
そんな高校サッカーは
1月11日(土)に準決勝 四日市中央高対日章学園、星稜高校対京都橘の試合が行われ、
13日(月・祝)に決勝が行われます。
4校のうちどこが優勝するのか目が話せません。