日本サッカー界における大学サッカーの役割
大学サッカーのことをご存知でしょうか?
昨日(8月17日)、大学サッカー夏の全国大会である総理大臣杯の決勝が行われました。
今年は明治大学を3-2で下した流通経済大学が6年ぶり2回目の優勝を果たしました。
大学サッカーの全国大会は夏の総理大臣杯と冬のインカレの年二回行われます。
夏の総理大臣杯は毎年大阪開催で日本代表も合宿を組むJ-GREEN堺や、
セレッソ大阪のホーム地がある長居公園内の競技場を利用して行われています。
私自身がサッカーをしていたことと、SPOBUMのお客様も多く出場していることもあり、
ベスト16とベスト8の試合をたくさん観戦しました。
どの試合も高いレベルで拮抗した試合でとても興奮させられました。
本当は全ての試合を観戦したかったぐらいです。
大学サッカーは高校野球や高校サッカーなどに比べるとメディア露出が少なく、
世間の認知度は決して高くないのが現状です。
しかし、その内容はどうかというと、実はプロにも遜色ないレベルです。
経験談ですが、選手を知れば知るほど見るのがおもしろくなります。
レベルの高さは、近年大学出身のプロサッカー選手が増えていることが証明しています。
昨年中央大学を卒業した清水エスパルスの六平選手など
ルーキーでレギュラー獲得している選手も少なくありません。
また、サッカーの専門雑誌を読んでいると、大学サッカーが果たす役割の
重要性が高まっているという記事が出ていました。
高校卒業時やJリーグ下部組織のユース世代からJリーグに加入する選手の中には
競争の激しさから試合になかなか出場できず、
成長ざかりの20代前後の貴重な時間を無駄にしてしまうケースが多くあるが、
すぐにプロに上がれる実力を備えている選手であっても一旦大学に進学して、
レベルアップしたうえで、即戦力としてプロに加入するケースが近年増えていると。
また、高校時代は目を出さなかった才能が大学で花を開かせるという例も多くあります。
例えば、日本代表の長友選手は東福岡高校時代は全国的には無名でしたが、
明治大学サッカー部に進んだ後に努力で実力を伸ばし、
大学サッカー部を途中で退部しプロに転向しています。
他にも毎年たくさんの選手が大学卒業後の進路としてJリーグに進んでいます。
そんな素晴らしい選手のプレーを至近距離でほとんど無料で観戦できるのです。
サッカーをやっている子どもたちにとっても、お手本になると思います。
また、大学のチームによっては地域の少年サッカーチームに対して
サッカー教室を開いていますが、こういった活動はどんどん広げて欲しいですよね。
今後、大学サッカーがますます注目されていくのは間違いないと思います。
その日を迎えるまで、当社でもできることをしていきたいと思っています☆