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「オレの部活」創刊にあたり

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この度、体育会学生のためのフリーペーパー「オレの部活」を刊行させて頂くこととなりました。明日より、5,000部~10,000部が関西の体育会学生を中心に配布される予定となっております。また情報は紙媒体だけでなくWEBサイトにも更新させて頂きます。

オレの部活は、大学体育会学生の目線をあげる情報提供を目指していますが、そもそも発行人である私は大学で部活を続けませんでした。高校の部活を引退し将来のことを考えている時、これ以上は親に金銭的に迷惑かけたくない。と勝手に思いはじめたのが一番大きな理由です。中・高と一生懸命部活をやってきた私はサークルに行くのも自分のプライドが許さないと考え、大学はどこにも所属していませんでした。

大学で部活を続けなかった理由は他にもあります。高校と大学がエスカレータ式の学校に通っていましたが、高校3年生の時、所属していた部活の監督やコーチ陣全員が大学の部活のスタッフとして移動することになりました。私達は高3のこれからというタイミングで信用してきた指導者を失いました。もちろん、それには大人の事情もあったことは理解できます。でも何より辛かったのが、お世話になっていたコーチの方が、移動が決まった後に挨拶にも来なかった事です。それが本当に許せなくて、そんなスタッフ陣の下では絶対に部活はしないと決めていました。

でも、そんな感じではじまった部活動のない大学生活は、個人的には物足りなさもありました。部活というのが自分の存在価値を示す居場所みたいな感じでしたので、中学から大切にしてきたスポーツというアイデンティティを失ったような喪失感はありました。部活を続けている同級生を横目でみると羨ましくて仕方なかったし、続けていたらどうだったかな?と考えることも多くありました。今でも「部活」やってたらな。って思う事は多々あります。

そういう意味で、部活をひと言で表すと私の中では「青春」と「未練」という言葉が当てはまります。先輩との上下関係、意味不明な罰則、同じ苦楽を共にした者にした作れない独特なキヅナ。全力で取り組んだ部活はたくさんの思い出が詰まっています。それはスポーツの事以外にも派生して、友達の事、当時の彼女の事、その時代の全ての情景が広がります。まさに青春だったなと。そして、全力で取り組んだ部活は個人としてもチームとしても大きな結果は出せませんでした。ケガで競技を続けることを断念した人もいると思います。ほとんどの人がたくさんの未練を残して辞めていくのが部活だと思います。その未練とどう向き合うのかが伸びしろ?という話はまたにして、

「大学の部活」は皆さんにとってどんな位置づけでしょうか?

大学生の皆さんにも部活をやっているという意味をもう一度考えて欲しいと思いました。大学で部活を続けることができるのは決して当たり前な事ではなく特別な事だと理解して欲しい。そして大学の最後までスポーツに夢中になれたり本気になれるポテンシャルがあるのなら、社会に出てもスポーツだけでなく世の中のことに真剣に向きあえる存在であって欲しい。オレの部活は体育会を卒業した先輩方が、今必死で何かにチャレンジしている様をインタビューしていくサイトです。先輩方の生き様をみて何かを感じ生き方の気づきにしていただけたら幸いです。

オレの部活

発行するフリーペーパーのコンテンツの一部ですが、以下のスケジュールでWEB公開させて頂きます!要チェックお願いします!

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