人は思い出と共に生きている/千代の富士関の死を受けて
日本の相撲界を支えた大横綱、千代の富士関が一昨日この世を去りました。
私が幼稚園や小学校低学年の頃に横綱だったみたいなので…
土俵で相撲を取っていたのを見た記憶はほとんどありませんでした。
しかし、50連勝した力士。国民栄誉賞を受賞した力士。
貴乃花との取り組みで引退を決めた力士。顔が男前の力士。
として、とりわけ相撲ファンではない方でも、誰もが知っている存在だったと思います。
これほどの力士であれば、取り組みの一つ一つの動画であったり、
優勝した時の写真であったりの詳細の記録が残っているものです。
またテレビを見ていると、様々な人から追悼のメッセージが集まり、
死してなお偉大さを知る力士だと感じました。
千代の富士関の偉大な功績や軌跡はこれからも、
何度も何度も思い出されて語り継がれていくものになると思います。
本当にご冥福をお祈り致します。
仕事の話に戻しますと、個人的にはやっぱり“国民的に偉大な人でなくても、死んだ時の自分の物語、
スポーツの引退した時のチームや自分の物語が未来に残って欲しいな”と思うわけです。
人生の中で夢中になった一番の事は何ですか?
と訪ねた時にきっと多くの人たちが部活。スポーツ。と言うような気がします。
そんな夢中になった事を、少しでも鮮明に残しておこうというのがスポーツアルバムです。
貴乃花関の追悼メッセージの一部にこんな言葉がありました。
“少年時代の夏の思い出が一気に消えたかのようで、幼い頃の童心が風に吹かれて浮遊してしまったかのようです。”
凄い哀愁漂う言葉ですね。
少年時代の夏休みの情景。また幼い頃に相撲を見ていたであろう情景が一気に広がります。
“人は思い出と共に生きている”
たくさんの方にスポーツの思い出を大切にして欲しい。
千代の富士関の死で改めて自分たちの仕事の覚悟を決めた一日となりました。
さぁ今日もお仕事頑張っていきましょう!